クラブの重要性について
【クラブ選びがスイングを作る】14本の“つながり”がゴルフ上達の鍵
ゴルフを上達させるうえで、「スイングを整えること」は多くの方が意識していると思います。ただ、見落とされがちなのがクラブセッティングです。
私は、クラブがスイングを作るといっても過言ではないと考えています。
■ クラブによってスイングは変わる
多くのアマチュアゴルファーの方が、「飛ばしたいからドライバーはSRのカーボン」、「方向性を安定させたいからアイアンは硬めのスチールS」といったように、目的に応じてバラバラのスペックを選んでしまっています。
ですが、このようなセッティングでは“同じスイング”で打つことが非常に難しくなります。
例えば:
- アイアンのタイミングでドライバーを振れば→ シャフトが戻らず、右にプッシュ
- ドライバーのタイミングでアイアンを打てば→ トップや引っかけ
結果的に、14本それぞれ別々のスイングを練習しているような状態になり、練習してもなかなか成果が出ないどころか、逆にスイングを崩してしまうことすらあります。
■ 大切なのは14本の“つながり”
私はドライバーからパターまで、すべてのクラブに一貫した流れがあることが非常に重要だと考えています。
“違和感なく”同じイメージで14本を打てることで、スイングが安定し、再現性の高いショットが打てるようになります。
■ こんな方は要注意
☑ 飛ばしたい一心でドライバーを柔らかくしている
☑ アイアンだけ極端に硬く重い
☑ クラブを試打せず、バラバラに買い足している
☑ 練習しているのにスイングがバラバラになる気がする
ひとつでも当てはまる方は、ぜひ一度クラブセッティングを見直してみてください。
私はこれまでに500名以上の方を見てきましたが、クラブセッティングの違和感がスイング不調の原因だったケースは非常に多いです。
■ 長いクラブほど“しなる”──だからこそ「硬め」が正解
クラブは長くなるほど、振り幅が大きくなり、スイングスピードも速くなります。
そのため当然、シャフトも大きく“しなり”ます。
私は、この特性を踏まえて「クラブは長くなるほど硬くするのが理にかなっている」と考えています。
とくにドライバーは、もっとも長く・もっとも速く振るクラブです。
よって、「ドライバーは一番硬いシャフトでも良い」とすら思っています。
■ シャフトが合っていないと何が起こる?
ドライバーだけスライスする人、意外と多いのではないでしょうか?
これは、シャフトが柔らかすぎて振り遅れているケースが非常に多いです。
逆に、硬すぎるとしなり戻りが早すぎてひっかけやすくなります。
つまり、シャフトの硬さによって球筋が大きく左右されるんです。
■ 「力がないから柔らかく」は間違い?
よく「自分は非力だから柔らかいシャフト」と思い込んでいる方がいらっしゃいますが、それは必ずしも正解ではありません。
力がなくスピードがおそくても、Xシャフトが合うことも十分あります。
シャフト選びは、力の有無だけでなく“スイングタイプ”との相性が最も重要です。
あなたのスイングに合った硬さを選ぶことで、自然と球筋も安定し、スイングがどんどん磨かれていきます。
■ シャフト診断もおまかせください
「どの硬さが自分に合っているかわからない…」
「アイアンは良いのに、ドライバーだけミスが出る…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
スイングを拝見した上で、あなたにとって最も効率的に振れるスペックをご提案します。